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技術と伝統

1954年に常滑焼の石膏型を製造する会社として創業した当社が、初めての自社製品として人工乳房をつくりはじめたのが2011年です。 おかげさまで、この数年で多くの方から支持していただけるようになりました。
 
人の肌のようなキレイな着色と、安心して使っていただくことができる品質、そしてお客様お一人おひとりに丁寧に対応させていただく姿勢が、多くのお客様や医療従事者の皆様に受け入れていただいた理由だと思います。

型の品質は、それを使うお客様(企業)が作る製品に大きな影響を与えるため、型 づくりで妥協は許されません。そのような厳しい環境で60年間育てていただいたことで、お客様に長く使っていただける品質の人工乳房をお作りすることができたと思っております。
 
2015年2月には、地域資源活用事業計画、常滑焼に用いる石膏型の製造技術を活用した人工乳房および関連製品の製造・販売事業が中小企業地域資源活用促進法に基づき、国の認定を受けました。
前田茂臣社長

代表取締役 前田茂臣


これからも技術を磨いて、お客様に愛され、末永く使っていただける製品をご提供してまいります。

すべてはお客様の笑顔のために

各分野のスペシャリストたちがマエダモールドの 「伝統」 と 「技術」 を支えています。

技術について

マエダモールドが創業以来半世紀以上にわたって培ってきた、石膏型やモデルの造形・加工技術。
これまでの技術に最新の設備が加わることで、お客様のご要望にも細かく対応できる、高品質な製品をおつくりすることができるようになりました。確かな、そしてお客様に心から喜んで使い続けていただけるような製品を、ぜひ一度お確かめください。

3Dスキャナー

3Dスキャナー
従来のような樹脂を上半身に塗って型取りする方法ですと、乳房がつぶれてしまったり、呼吸の際に動きが生じるため正確に型を取ることが難しいため、人体に安全な光を当てて測定する 『3Dスキャナー』を採用しています。『3Dスキャナー』は、早くかつ正確におからだを測定できるだけでなく、何よりお客様のからだの負担を軽減することができるため、大変喜ばれています。

パソコンによる3次元データの作成

パソコンによる3次元データの作成
3Dスキャナーで測定3Dスキャナーで測定したデータをもとに、パソコン上で粘土をつくるような感覚で3次元データを作成します。バランスを見ながら左右対称の形状にしたり、微調整しながらおからだにフィットした形状をつくることができます。また、容積計算により脂肪の比重から乳房の重さを計算して、出来上がった人工乳房の重さの参考値を求めることも可能です。

初期型の作成

初期型の作成

パソコン上でつくった形状を、機械加工により正確に削り出して人工乳房の原型を作製します。
(右写真)ここで基本の形が作られます。

形状調整

形状調整
機械加工により出来上がった粘土原型から、いよいよお客様のおからだに合わ せ て最終確認。腕やからだを動かして、違和感があるところを直していきます。機械では分からない微妙なニュアンスや感覚を、職人が的確に修正します。

調色技術

調色技術

お客様一人ひとりの肌に合わせ、肌のキメや透明感や血管などをリアルに再現します。
実際におからだに当てて着色することで、境目の目立たない、より自然で快適な装着ができるのです。